組合歴史

西部製線鋲螺工業協同組合の歴史 -黎明期-

JISとISO日本のねじ規格については、戦前期の「日本標準規格(旧JES)」から、戦後間もなくの昭和21年(1946年)に日本規格(新JES)」が制定され、次いで24年6月1日に 「工業標準化法」の公布に伴い「日本工業規格(JIS)」が制定された。(その後、昭和50年になってねじ商工連盟により「ねじの日」を6月1日とすることが決定した。)

なおISO(国際標準化機構)が1947年に発足し、日本も’52年に加盟した。規格は互換性を第1義とするものであることから、JISもISOとの整合性が重要課題となった。

このため昭和40年にはISOねじ導入による第一次JIS改正がおこなわれるとともに、ISOねじ切り換え運動カ\ねじ商工・使用者及び官民あげて大々的に推進され、普及し た。その後も、ISO関係規格の制定・改正に対応してJIS改正が進められ、ねじ・部品規格の国際的互換性を一層強めている。

なおISO規格の中で昨今、注目を集めているものにIS09000S(品質保証規格)がある。これは1987年に制定されたもので、当初は欧州で主に推進されていたが、日本でも1991年にJIS化(JIS・Z9OOOS)した。

経済のボーダーレス化に伴い、部品・組立品などに対する品質保証二ーズが高まるとともに・米国自動車メーカーはこれをべ一スとしたQS9000Sの認証登録企業を取引条件とする方向にあることや、日本の公共工事入札でもISO9000Sを受注資格要件とする方向にあるなど、ますます認識が高まっている。

さらに地球環境問題がクローズアップされる中、ISO14000S(環境規格)への取り組みも課題となってきている。

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