ねじの業界ニュース

ニュース提供:有限会社金属産業新聞社株式会社ファスニングジャーナル

ボルト、小ねじは前月比横ばい日本銀行 9月の物価指数まとむ

日銀はこのほど、平成12年(2000年)を基準とした平成19年9月の国内企業物価指数、輸 出物価指数、輸入物価指数をまとめた。これによると国内企業物価指数の総平均は103.6で前月 比0.1%下落、前年同月比1.7%上昇。輸出物価指数の総平均は104.4で前月比1%下落、 前年同月比0.7%下落。輸入物価指数の総平均は147.4で前月比1.1%下落、前年同月比2. 1%上昇した。ねじは次の通り。
[国内物価指数]
ボルトは121.8で前月比横這い、前年同月比7.5%上昇。ナットは166で前月比1.9% 上昇、前年同月比3.6%上昇。ねじは130.4で前月比横這い、前年同月比8.6%上昇。リベ ットは116.2で前月比横這い、前年同月比0.1%上昇した。
[輸出物価指数]
ボルト・ナットは121.6で前月比0.6%下落、前年同月比4.2%下落した。
[輸入物価指数]
ボルト・ナットは217.3で前月比0.5%下落、前年同月比33.2%上昇した。 (提供:有限会社金属産業新聞社)

1〜6月ねじ生産は重量7.4%、金額8.8%増日本ねじ工業協会 環境悪化でも続伸

(社)日本ねじ工業協会の調べによると、平成19年1〜6月のねじ(ボルト・ナット・小ねじ・木ねじ)生産は163万8305トン、4411億2700万円となり、前年同期比で重量7.4%、金額8.8%ともに増加となった。エンドユーザーにおける生産・出荷量の鈍化、ステンレスや合金鋼等の材料高騰といった影響で伸び率も縮小するかと危惧したが、ひとまずは安堵だ。しかし、それら問題はねじが単独で解決できない、また相手との交渉・協力が必要という性格ゆえ、すでに3カ月経過しているが、同傾向の続く年後半に対する焦燥がある。1〜4月ねじ生産実績(前期同期比で重量6.9%、金額8.3%ともに増加)と分析(8月27日掲載)において、ねじ需給動向、操業環境を振り返ったばかりだが、再度上半期を見てみた。
(1)1〜4月に比べ、上半期の方がプラスへの反転、また数字を戻している項目が多いが、ユーザー産業の生産、出荷動向は良し悪し斑模様。実数は省くが、上半期の主なデータをみると、4輪車生産台数は前年同期比0.1%増、2輪車生産台数は同1.0%減、建設機械出荷額は同29.5%増、産業機械受注額は同11.9%増、工作機械受注額は同8.0%増、鋼船生産指数は同13.9%増、電子工業生産額は同1.6%減、新設住宅着工戸数は同2.2%減、建設工事受注額(大手50社)は同2.6%増。
(2)ねじ貿易をみると、輸出は前年同期比で重量12.1%増(13万7822トン)、金額17.0%増(1136億8400万円)、輸入は重量25.4%増(11万2742トン)、金額55.4%増(452億9844万円)と大幅プラス。グローバル流通は拡大の一途。
(3)ステンレスや合金鋼など、1〜6月も材料高騰。価格適正化への取り組みが続いた。
(4)止まることなく品質、環境対応の高度化を求めた。それらに上限はないからだ。上半期のねじ生産実績は評価できる。5月、6月が貢献し、1〜4月実績を超える伸び率を残したこともポイントだ。重量より金額の伸び幅の方が大であるし、木ねじは別にしてボルト、ナット、小ねじと偏りないプラスも記録した。しかし、やはり(1)、(3)に注意だろう。 組立産業にジャスト・イン・タイムの志向が増えたとはいえ、ねじ需給にはタイムラグがあろうし、ユーザー動向が揺蕩っているなら、ねじにも安定感がない。固く構えすぎて企業経営、事業展開の動きを鈍らせてもいけないが、今後の影響について注意は払っておくべきだろう。
材料高騰に伴う価格適正化については、ある程度の成果も聞こえてくるが、納得できる達成度には遠いだろう。負担増を積み残したまま、また次の高騰が襲ってくる、同状況がもう何年続いたろうか。そろそろ展開が欲しい。生産・出荷動向が揺蕩って一層難しいところだが、最良はユーザーの大きな譲歩であり、実現すれば年後半ねじ生産実績への反映が間に合うかもしれない。
ねじ品種別の実績は次の通り(カッコ内は前年同期比増減)。
ボルトは97万5919トン(6.9%増)、2347億7400万円(9.5%増)。
ナットは50万21トン(8.6%増)、1501億4700万円(8.3%増)。
小ねじは15万9264トン(7.4%増)、545億7100万円(7.2%増)。
木ねじは3101トン(9.9%減)、16億3500万円(5.9%増)。(提供:有限会社金属産業新聞社)

異業種企業の工場見学とその効果について【時評】

ねじメーカー・機械・工具メーカーで組織している任意団体「大樹会」(会長・木本昌昭氏)は、 事業計画の行事として、このほど石川県のオリエンタルチエン工業(株)、並びにフジタ技研(株) の2工場見学会を実施した。当日は会員17名の他賛助会員も参加して有意義な工場見学会を実施す ることができた。オリエンタルチエン工業、フジタ技研ともに大樹会の一部会員が取り引きしている ことがきっかけで、実行することができた。
オリエンタルチエン工業はねじを使うユーザー、フジタ技研はオーダーメイドによるパンチ・ピン などコーティングメーカーとして、地元の有力企業として知られている。両工場とも2時間という短 い時間ではあったが、各工程を詳細にわたって公開して頂くことができたのは、取り引きねじメーカ ーの高い信頼性が評価されているものと思われる。
2工場は事業拡大を積極的に推進しており、伝導・搬送チエンから金属射出成型部品やセラミック スを採用したステンレスチエンなど新規分野拡大を意欲的に推進している。さらにフジタ技研では精 密金型事業にも積極的に取り組んでいる姿勢を伺うことができた。
工場見学のメリットは、産業分野が違っていても、どこか参考になる工程があるものである。ヘッ ダー・ローリングラインや二次加工、熱処理やコーティングといった様々な工程におけるモノづくり の流れをねじメーカーにおいても学ぶべきものが随所にあるものと考える。競争の激しい昨今、でき れば公開したくない工程も中にはある。こうした箇所を含めて見学する機会を得ることができたのは、 大樹会という一団体を信用してくれたことではないだろうか。工場に入ってしまうとなかなか他メー カーを見学する機会は少ないものだ。まったく無いといったこともなかにはある。
大樹会は設立して6、7年の若い団体ではあるが、若いパワーを十分に発揮して、企業の指導的役 割を果たしてもらいたい。なかでも30代、40代といった、若手経営者は社業の傍ら事務局などボ ランティア的活動もこなしていかなくてはならないが、将来決して無駄になることはないと信じてい る。活動状況を報じている本紙においても、問い合わせを頂くことがある。入会したいが、誰に問い 合わせたらよいか、あるいはどういった会員が参加しているのか、入会に当たって推薦をお願いした いといった問い合わせである。木本会長は50社前後まで増やしていきたいとの意向のようであるが、 本紙としても積極的にPR、活動状況を報道していきたい。(提供:有限会社金属産業新聞社)

富士製作所 大型ナット初の新JIS取得

(株)富士製作所(東大阪市菱江270。木村繁雄社長)では、品質重視のモノづくり体制の強化を目 的に7月17日付けで「JIS B1181附属書1・六角ナット」における新JISマーク表示制度 を日本品質保証機構(JQA)から認証した。認証番号はJQ0507013。大型ナット類の専業メ ーカーでは初の認証である。 生産対応サイズは、同社の特徴でもある大型ナット類の「M42」と 「M48」。なお、他のアイテム及びサイズ等においてもJISの厳密な製品規格と同様の基準を定めた 生産をおこない、ISOによる組織作り並びにJISでの製品(モノ)作りとそれぞれの向上と融合を図り、 品質・精度など市場ニーズを満たす機能を備えた製品提供に努めていくものとしている。(提供:有限会社金属産業新聞社)

サンコーインダストリー 経営合理化大賞受賞

サンコーインダストリー(株)(大阪市西区立売堀。奥山泰弘社長)は「合理化の日」の9月28日、(社)大阪府経営合理化協会がシティプラザ大阪で開催した第1回経営合理化大賞の表彰式で、グランプリの「経営合理化大賞・本賞」に輝いた。 受賞企業の講演において奥山社長は、鋲螺の機能と重要性をアピールするとともに合理化に取り組んできた同社の歩みを紹介し“お客さまのお役に立ちたい”をモットーに「フルマラソンよりも長い距離に目標設定をおこない、更なる経営の合理化を図っていきたい」と語った。(提供:株式会社ファスニングジャーナル)

丸ヱム製作所 マグネ合金ねじの製品化へ

(株)丸ヱム製作所(大東本社=大阪府大東市野崎4−7−12。松元収社長)では、木ノ本伸線(株)およびケーエステクノス(株)との三社共同研究体制のもとに「輸送機器等の軽量化に向けた高強度・耐熱マグネシウム合金ねじによる締結技術の開発」をテーマに、三カ年計画での取組みをスタートさせた。 このプロジェクトは、経済産業省・中小企業庁が推進し日本ねじ工業協会がメイン事業の一つに掲げている「平成19年度戦略的基盤技術高度化支援事業(サポートインダストリー事業)」の採択認可を受けたものである。(提供:株式会社ファスニングジャーナル)

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