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平成20年新春互礼会 田島理事長 挨拶
ご来賓の皆様、大阪鋲螺卸商協同組合と関西ねじ協同組合の皆様、新年明けましておめでとうございます。今年も皆様にとりましてすばらしい年であることを祈念しつつ新年のご挨拶をさせて頂きます。
さて、本年は政治の混乱、経済の下降、そして、日本の国際的地位の低下といつた大変成り行きが′心配される局面を迎えそうであります。このことに関しましては、関西ねじ協同組合の今後の諸方針を含めて、業界紙で年頭所感として発表しておりますので恐縮ですが、ご一読いただきたいと存じます。
さて今日は、我々の経営に関して、興味深い一冊の本のお話をさせていただきます。それは、あるコンサルタント会社の会長である「パコ・ムーロ」作の本で「なぜエグゼクテブはゴルフををするのか」です。
この本は十二の寓話で構成されており、第七話がこのテーマです。
まず、良い一打を打とうとするゴルファーは、時間をかけて考える。ゴルファーはまず目標に狙いを定める。(経営者は思慮深くなければならないそして、日標をしっかりと設定する)
次に、ボールの行く手にハザードやショットが失敗する要因がないかを見極めて適切なクラブを選ぶ。周りの状況を考慮した上で、十四本のクラブからもつとも良い結果を出せそうなクラブを選択する。(目標達成のために最適な人材や物資を選択する)
目的と手段が決まったら後はアクションを起こす番だEスイング動作のすべてが頭にあつても、腰や右足、手首、腕、肩、のどれもが正確でタイミングよく動く確立はきわめて低い。そして嘆かわしいことにたいていの場合、失敗の基なっているのは結果に対する不安だ。(経営者のほうも結果を出すことへの不安とブレシャーで事を急ぎ失敗に終わることが良くある)
ただはつきり言つてゴルフのほうは、本人さえ良ければ一生下手でも問題ない。しかし仕事の世界では上手になるか脱落するかしかない最後に、ゴルフでも経営でも同じ事で、勝利は運とは関係がない。すべてのステップが正しく実行されれば、最後にはありがたい結果が待っていると結論つけています。
もう一つ古代魚と亀の話があります。
今日は時間がありませんので結論のみお話しますが、沼の水がやがてなくなることを知つた亀は、少しずつ陸で生活できるようになり進化して生き残りますが、古代魚は、生き続けることができません。
ずっと変わらずにいるものは何もない。
常時変化し続けるこの世界では、進化するかしないかとの選択はない。生き残るには進化するしかないのだ。と結論つけます。
ここで実は感動したのはこの進化した亀が更に、「わしは忠告を耳にしたが、本当に大事なこととは思わなかった、それが災いしてわしは陸ではとてものろいし、残念ながら空を飛ぶこともできないし、水中でも取り立てて早くも泳げない。こうしたことをすべて人のせいや不運のせいにしてきたが、この責任はすべて自分にあると思っている」
今日の繁栄のみを享受している人の多くは、明日を生き続けるには進化する必要があることを理解できずにいる。
これがゆつくりではあるが進化した亀と古代魚の話で非常にわかりやすくて含蓄ある話となっておりますが、皆様どのように思われますでしょうか。
さて、最後になりましたが、このような時に私たち経営者がなすべきことは、先ほどのゴルフのたとえ話のとおり、しっかりとアドレスから見直し、一歩一歩の努力を積み重ねありがたい結果を期待することだと思います そして生き残つた亀のごとく、この変化する環境の中、ゆっくりでも良いので進化し続けることに尽きるのではないでしょうか。
皆様とともに今年一年困難に立ち向かつて結果的に「苦しかったけれど、満足した」といえる一年といたしたいと存じます。
ご清聴ありがとうございました。
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