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鍋屋バイテック会社工場見学会レポート

人材開発委員会(中江良一委員長)は、3月7日岐阜県関市の鍋屋バイテック株式会社への工場見学会を実施しました。組合員・賛助会員合わせて25社29名の参加でした。当日は、晴天の下、大阪市上本町を大型バスにて出発、新幹線で集合した参加者と岐阜羽島駅で合流。昼食を長良川岐阜グランドホテルで取り、初めに「かかみがはら航空宇宙博物館」の見学を行った。この博物館では、戦後の国産機や日本の航空技術開発に寄与した実験機の機体を収集展示している博物館である。その後、鍋屋バイテック株式会社を視察。二班に分かれ製造工場、倉庫、事務所を約50分視察し、その後、代表取締役会長岡本太一氏より講演頂いた。
鍋屋バイテック株式会社の創業は約450年前、社名のとおり、鋳造で鍋を製造。その後、プーリーのパイオニアメーカーとなり、現在はトップシェアの企業。日本のプーリーのマーケットは、欧米と比較すると1/30〜1/35の規模で推移し、多品種少量生産が求められる業界。生き残るために、莫大な費用をかけて大量生産の設備を導入するよりも、自動化された少量生産の生産設備を、自前で開発、製造した。現在は、「寿司バーコンセプト」と称し、「要るだけ・ゆっくり・決まったもの」を作ることをモットーとし、多品種"微量"を行っている。その独自の発想と技術は、2005年、内閣総理大臣表彰「ものづくり日本大賞」(第1回)優秀賞を受賞。
事務所の外壁は、ガラス張りにするなど自然の中で仕事をしている雰囲気を出すようにしているなど、環境との融和を図っている。名称は、「工場」と「公園」からとった「関工園」としている。その環境への取り組みと施設づくりの姿勢は、1993年度「日経ニューオフィス推進賞<通商産業大臣賞>」受賞、1994年度通商産業省グッドデザイン施設選定など広く認められている。
人材育成については、成果・実績主義ではなく、プロセスを何より重視している。そのため、売上げ計画の目標は無く、現場で目標とするスローガンも設定していない。しかし、仕事に直接関係しているかどうかに係らず、社員の資格取得の受講料を全額会社負担し、取得した資格に応じて、給料手当が支払われるユニークなマイスター制度がある。この制度を活用し、全社員の6割が何らかの資格を取得している。損益分岐点を下げる努力や、現時点での財務状況のモニタリングを正確に行う努力を含め、設立以来、赤字は無く、外国人労働者も雇用せず、交代勤務も無い運営状況である。
自然環境に恵まれ整えられた会社施設を見学し、ユニークな人材教育やものづくりの姿勢を学び、バスにて帰途につき解散した。

鍋屋バイテック会社ホームページ

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